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日本フローリング工業会は、今からおよそ76年前の昭和9年(1934年)に、その歩みを始めました。前身は「東京ぶな材協会」。ここが起点となり、日本の複雑な自然環境と、それにふさわしい日本家屋の建築技術を知り尽くした先人たちの英知によって、今日の工業会が築かれてきました。
現在の私たちは、「木質系床材(フローリング)」という形で良き伝統を受け継ぐとともに、時代の変化や多様化する住環境に柔軟に対応し、日本の家屋に心地よい風合いと機能性を与える「本物志向の床」の普及に努めています。フローリングは、天然の木目と独特の色調による美しさはもちろん、その機能においても数々の優れた特性を有しています。木の持つ微妙な弾力は、歩きやすく疲れにくいものであり、何より乾湿の激しい日本において、湿度の多い夏は室内の湿気を吸収し、乾燥する冬には蓄えていた湿気を逆に放出するという、他の床材にはみられない自然の湿度調整機構を備えています。掃除もしやすく、衛生上も優れていることは言うまでもありません。
また、地球環境の面でもフローリングは優等生です。木材は、適性な伐採と植林を繰り返すことによって無限に生産・供給される資源で、樹木の維持・管理は二酸化炭素の吸収を促します。自然環境を守りながら、心地よい住環境を私たちに与えてくれる、それがフローリングなのです。
住宅をはじめ商業・サービス施設、官公庁関連施設、スポーツ施設などフローリングの用途も多岐に渡っていく中で、当工業会の姿も確実に変化しています。
今では生産者と施工・流通業者が三位一体となった木質床材の総合団体へと成長し、複合・単層を問わず、フローリング全体を視野に入れた技術開発と普及活動に力を入れています。
平成11年には緑と地球と環境に優しいフローリングを表現した新しいロゴマークも決定。時代をとらえた工業会活動への新しい一歩も踏み出しました。現在の会員数は62社を数え、技術委員会や広報法務委員会、生産部会、施工流通部会、全国各支部等の組織を軸に、活発な事業運営を展開しています。
歴史があり、新しい床材。自然と調和し、人に優しい床材。そうしたフローリングの良さを通じて、私たちは今後も快適空間の創出に貢献していきたいと考えます。
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